「断易占い」について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
断易を一言で表現すると、「卦と月日の関係から吉凶を判断する」占いです。その吉凶の判断には、五行(及び干支)の関係を利用します。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.「卦」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「卦」は、「陰陽」の組み合わせからなる6個の「爻」(こう)で表します。 「陰陽」は、主に、コインを3枚同時に振るか、サイコロ3個を同時に振り、3つの目の組み合わせで決めます。
また、陽には、老陽と少陽(陽)、陰には、老陰と少陰(陰)があります。
奇数・奇数・奇数 の時は、老陽
としています。
「断易」の「吉凶」は、占う内容に合う、用神を選択して、その用神の干支(五行)と月日の関係をみて判断します。 なお、日の干支は、日ごとに変わりますので、同じ卦でも、日によって吉凶は、違ってきます。これは、「卦」自体の持つ意味に よって占う、一般的な易(周易)とは、大きな相違点になります。
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具体的な吉凶の判定項目について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このアプリでは、以下の4つの項目を総合的に判断し、「吉凶」を判定しています。
1.用神の旺相休囚について
2.用神の日辰に対する生剋合冲害について
3.用神の月建に対する生剋合冲害について
4.用神の日辰に対する対する十二運について
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このアプリでの判定例 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
左図の卦で金運を占ったときを例に説明します。
金運を占うときの用神は、「妻財」(赤枠)です。 吉凶は、「用神(妻財)」と、左上の「月建」及び「日辰」との関係をみて判断しますので、
この「卦」では、「亥(水)」と「卯(木)」 及び、「亥(水)」と「申(金)」の関係をみます。 |
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左図は、占い結果です。
各項目における用神の状態は、 上記、1.から4.を総合的に判断した結果、「中吉」としています。 以下、各項目の判定方法について説明します。 |
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1.用神の旺相休囚について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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用神の旺相休囚は、季節における用神の状態を表します。
用神の五行は、「水」で、「月建」の干支は、「卯」です。
「卯」の季節は「春(木)」になります。 |
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2.用神の日辰に対する生剋合冲害について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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最初に、五行における、用神と日辰の関係をみます。 五行の関係が、「生」「剋」のどれかに該当するか調べます。
用神の五行は、「水」で、日辰の五行は、「金」です。
次に、干支における、用神と日辰の関係をみます。 干支の関係が、「合」「冲」「害」のどれかに該当するか調べます。
用神の干支は、「亥」で、日辰の干支は、「申」です。 これらを考慮して、この項目については、「吉」と判断します。 |
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3.用神の月建に対する生剋合冲害について 上記、2.と同様に、用神と月建の関係をみます。
用神の五行は、「水」で、「月建」の五行は、「木」です。
用神の干支は、「亥」で、「月建」の干支は、「卯」です。 このため、この項目については、「特記事項無し」と判断します。
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4.用神の日辰に対する対する十二運について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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用神の五行は、「水」で、日辰の干支は、「申」です。 これを十二運の運行表に、当てはめると、「長生」に該当します。(ピンク色のセル) 「長生」は、十二運で一番良い状態ですので、「吉」と判断します。 |
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用語解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【月建(げっけん)、日辰(にっしん)】
「占いをした月」を「月建」、「占いをした日」を「日辰」といい、「十干」と「十二支」で表します。 十二支を基準にした、月や季節などの関係は、下表のとおりです。
なお、月の区切りは、24節気を利用するため、1日が月の初めではありません。
例えば、2010年の1月は、1月5日が小寒のため、1月5日から丑月(1月)となり、1月4日までは、子月(12月)となります。
五行とは万物は「木」・「火」・「土」・「金」・「水」の5種類のからなることを指し、それぞれの性質により、「生」と「剋」の関係があります。 「生」は、生む、伸びる、を意味し、相手の勢いの強くするため、「吉」と判断します。 「剋」は、生と反対に、いじめる、やっつけるを意味し、相手の勢いを弱くするため、「凶」と判断します。 「生」の関係及び意味
木生火(もくしょうか):木は燃えると火を生む。 「剋」の関係及び意味
木剋土(もくこくど):木は土中に根を張り、土から養分を奪いとる。
【用神の選択について】 用神を選択するときは、下記を参考にしてください。
《父母》:父母、祖父母、目上、先生、書籍、学問、衣服、不動産、印鑑、乗り物、電話、インターネットを占うとき
春夏秋冬における用神の五行の運気の強さを表します。
運気の強さは、「旺」「相」「休」「囚」「死」の5種類あります。「旺」、「相」の順に吉と見ます。
十二支の関係で判断します。
十二支の関係で判断します。ちょうど反対側に位置する干支どおしの関係です。
十二支の関係で判断します。合に対して、垂直に交わる干支の関係です。
新田津を使います。 「十二運」は、五行の旺衰(運気の強さの変化)を十二支の盛衰で表したものです。長生、沐浴、官帯、臨冠、帝旺、衰、病、死、墓、絶、胎、養、の12通りありますが、 断易では、「長生(ちょうせい)」「帝旺(ていおう)」「墓(ぼ)」「絶(ぜつ)」の4つを使います。「帝旺」「長生」の順に吉と見ます。「墓」「絶」は、凶と見ます。
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